きみといっしょに




――――――………




「お疲れさまでしたーっ」



入り口で出会った吸血鬼さんに笑顔で言われる。




…なんでこの人はこんなに元気なんだろう。




あ…そうかこの人はお化け屋敷に入ってなかったのか……




なんか前にも同じようなこと考えた気がする…。




「……」



「結弦真っ青だね」



「……ん」




なんか一生分の恐怖をこれで使いきったかんじ…。



最後のあれは…あれはダメだよ…。



終わったと思ったら両足誰かにつかまれるなんて……!!!




いけない…また寒気が…。




「あのー…結弦?」



「……うん」



「えっと…」



高野くんにしては珍しく言葉の歯切れが悪い。



どうしたんだろう。



それに若干顔赤い…?


「高野くん…?」







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