花とキミ*秋・冬



私が意識を戻したのは、

「じゃあ‥
しばらく、2人でごゆっくり。」

尋翔さんのお父さんが、
そんな言葉を残して
襖を閉めた時だった。

あれ‥いつの間にそんな雰囲気に?
いきなり2人にされても‥

「‥花菜ちゃん。」

「えっ‥あ、はい?」

「花菜ちゃん‥あんまり話、
聞いてなかったでしょ?」

「えっ‥」

そうなんだけど‥
正直に言うと失礼だよね。

「あははっ‥そんな焦らなくても。
正直に言っていいよ。

いきなり、許嫁だなんて言われても
ビックリするよね。

俺も、意味分かんなかったけど
花菜ちゃんに会えて、嬉しいよ。」



< 105 / 259 >

この作品をシェア

pagetop