花とキミ*秋・冬



「だからって‥何ですか?」

「ん?花菜ちゃん
気づいてるか分かんないけど、
時々スゴく悲しそうな目してるし
素直に‥笑ってないし?」

机の反対側から手を伸ばして、
私の頬を軽く摘まんだ。

作り笑顔‥バレてたんだ。
会ったばかりで
見抜くなんてスゴいなぁ。

「よく‥分かりましたね。」

「まぁね‥写真の笑顔と違ったし。」

早く花菜ちゃんに会いたくて、
写真ばっか見てたんだーなんて言って
尋翔さんは笑った。

空哉くんとは違って、
声を出して笑う尋翔さん。

本当にカッコいい顔‥
でも、ドキドキはしない。



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