花とキミ*秋・冬



でも、尋翔さんが好きなのかって
言われたら‥

きっと、そうじゃない。

昨日のドキドキだって、
空哉くんの時と比べたら
大したことは無い‥

じゃあ‥‥私の気持ちは?

もう分かんなくなってきちゃったよ‥

「はぁぁ‥」

「花菜‥朝から随分大きいため息ね。
昨日、何かあったの?」

「璃菜‥私、どうすればいいかなぁ。」

結局、璃菜に頼るしかないのかも。

一瞬、璃菜は不思議そうな顔をしたけど
すぐに笑顔になって、言った。

「やっと‥話す気になったのね。」

詳しくは、放課後と言うことで
まとまった。



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