花とキミ*秋・冬



「雷哉。」

何か言いたげな雷哉の言葉を遮った。

「いいんだ‥

俺がいけなかったんだから‥
花菜を引き留められなかった。」

お願いだから‥

『でも』なんて‥

まだ大丈夫かもしれないみたいな
期待、させないでくれよ。

「花菜はもう‥前に進んでんだ。
雷哉も藍沢も、心配させて悪かったな。
花菜はきっと、幸せになれっから。」

「空哉‥」

何、泣きそうな顔してんだよ。
お前も幸せになれよ。

「‥じゃあな。」

バックを持って、2人に背を向けた。

俺は、前に進めないだろうけど
お前らはちゃんと進んでけよ。



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