花とキミ*秋・冬
「‥‥ん?」
涙でぼやける空哉くん。
「あの人は‥いいの?」
空哉くんが優しいから‥
そんな質問が飛び出してしまった。
「あの人って‥?」
一度口に出すと、止まらない。
「さっきまで、一緒に居た綺麗な女の人。
空哉くんの1番になれた人でしょ‥??」
「‥何のことだか、
さっぱり分かんないんだけど‥
それに---俺の1番はずっと花菜だよ。」
何で‥私のこと好きみたいな言い方するの?
これは‥夢?
「花菜が俺と別れたいって言ったあの日から
ずっと変わってない。
花菜が俺を嫌いでも、俺は花菜が好きだ。」
何言ってるの‥??
「違う‥違うよ。
空哉くんを嫌いになんかなってないよ。」
「え‥?じゃあ、どうして。」