花とキミ*秋・冬
璃菜は片付けで忙しくて、
ハルちゃんは手伝うからって、
私はナツちゃんと2人で空哉くんの教室に来ていた。
「いるかな‥」
ヒョコっと教室を覗くと、
チョコで山盛りになってる机が2つ。
空哉くんと雷哉くんの机かな‥
2人とも居ないみたい。
「うわースゴいね。さすが王子。」
ナツちゃんは、スタスタと2人の机に
近付いて誰からなのかを見始めた。
ナツちゃんが入ったからだと思うけど、
教室に居た男の子たちがざわつきだした。
「ナツちゃん‥勝手に見ちゃって大丈夫?」
「見るだけなら大丈夫でしょー
うわ、スゴー‥
これあの美人で有名な先輩だ、
あ、これはC組の可愛い子でしょ。」
その後、ナツちゃんが口に出す先輩や
同級生は美人だとか可愛いって噂が
ある人たちばっかりだった。
そんな人たちからたくさんもらってるなら
私のなんて‥いらないかな‥
「ナツちゃん、行こ?
もうすぐチャイムなっちゃうよ?」
「あ、そだねー」
せっかく頑張ろって思ったのに、
自信なくなっちゃったよ‥