花とキミ*秋・冬
*花菜side
「花菜ちゃん、まったねー!」
「璃菜さんまた明日!」
「うん、バイバイ‥」
「明日ね。」
放課後。
ハルちゃんとナツちゃんが帰った後、
私も帰りの準備を始めた。
「花菜、帰るの?」
璃菜が驚いたように、聞いてきた。
そりゃ、そうだよね。
ブラウニー‥まだ渡せてないもん。
あの後、昼休みも空哉くんは、
捕まらなくて。
「うん‥もう、いいかな。」
「花菜、何があったか知らないけど‥
また余計なこと考えてるでしょ?」
璃菜には、何でもお見通しかな‥
「だって‥あんなにいっぱいもらってるんだから
私のなんていらないかなぁって。」
「何言ってんのよ。海谷は、花菜のが
一番欲しいに決まってんでしょ。」
「でも‥自信ないよ‥」