この手、あの手。


靴箱に着き、胸を押さえながら自分のクラスの靴箱へ向かった。


「あれ……?」


私の靴箱がない。

確かに1週間前までここに私の名前があったのに、名前も上履きもない。

どうして?


ゴミ箱や掃除道具の中を探しても全く見つからない。


「何してるの?」

「ごめんなさい!」

怯えながら探していた為に、思わず謝ってしまった。


「は……?」

「あ……その……」

どうしよう、足が震える。


「もう校内に噂広まってるよ、都村さんが小松さんを突き落としたって。でも大丈夫だよ、私は都村さんの味方だから」

「泉谷さん……」

泉谷さんの笑顔を見て少しホッとした。


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