この手、あの手。
キーンコーンカーンコーン……。
チャイムが鳴ると、騒がしかった教室も少し静かになる。
あ……。
授業どうしよう、きっと凄く進んでるよね……。
誰かにノート写させてもらわなきゃ。
でも誰に?
武志は絶対見せてくれない。
聖治は、授業中ほとんど寝てるからダメだ。
でも他にいない……。
そんな事を考えているうちに担任が入ってきた。
「都村さん久しぶりね。ホームが終わったら職員室に来て下さい」
「はい」
担任はいつも通り接してくれたけど、きっと良い迷惑だと思われてるに違いない。
「呼び出しだ」と、クラスのみんなはクスクスと笑っていた。