恋愛ビギナー





それを見て、駆け寄ってくる綾那。



「大丈夫?!」



綾那は心配そうに俺を見る。



俺の心配じゃなくて、自分の心配しようよ。



「うん、大丈夫」



そしてさっき綾那があの男に掴まれていた腕に目をやると、うっすらと赤くなっていた。



「綾那。腕、平気?」



「平気だよ!氷藤くんが助けに来てくれたから!」



あー、そうやってあんまかわいいこと言わないでほしい。







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