始末屋 妖幻堂
 そうは決まったものの、じゃあ花街絡みの事件て・・・・・・やっぱ足抜け? と思い、まぁそうなったんですけど、ただの足抜けだったら、これまたややこしい。
 廓側に問題がないと難しいだろうな、ということで、躊躇ったんですな。
 千之助も話の中で言ってたけど、勝手な足抜けなんて許されないことだし。
 でも廓側の問題って何だ、てことで悩んで。

 けど足抜け以外に思いつかないし。とりあえず書き進めてみるという手探り状態。

 書いてるうちに何とかなるだろうというのは、実はいつでもあるんですが。
 左近のお話は、結構キャラが自分で進めてくれる。
 なので今回も何とかなるだろうと、見切り発車。

 ・・・・・・見切り発車なのも、いつものことだけど( ̄∀ ̄)


 キャラに関しては、左近のよくやる『名前に意味を持たせる』てやつです。

 牙呪丸はそのまんま。『ガジュマル』ていう木の種類。
 絞め殺しの木と言われる、他の木に巻き付いて育ち、元の木を枯らしてしまう木のこと。

 呶々女は『どどめ色』から。桑の実の色ってところからですな。
 ガジュマルがクワ科ってことで、呶々女はガジュマルの木か何かから出来てるのでしょう。
 だから牙呪丸と『ニコイチ』なんです。

 杉成はからくり人形の『弓曳き童子』です。これは正体がそうってことかな。
 『杉成』というのは『矢』の種類。弓曳き童子だから、矢から取ったの。
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