COLORS~Clear~
その1週間を、霧島クンはどう思い。
どう過ごしたのか…。

本格的に生徒を募っていたし、じゃなくても、忙しいだろう、彼。

雰囲気に流されて…的なのは、きっとあの年頃にはよくある事だろうし。


―気にしてなんか、いないんだろうけど…


きっと、気にしてない振りをしながら、どこか気になっていたのは私だけで…。

ただ。
ほんとにいつも通り。
普通に、


―振る舞おう


それだけは決めていた。

私と霧島クンの違い。

彼はまだ未成年だけど。
私はもう、大人…。

そう。

大人……───。


< 237 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop