COLORS~Clear~
「涼佑クン。それって…」
沈黙をやぶる。
「あっ…、妙な言い方、でしたね。ずっと、僕の元で稽古を続けてほしいって言いたくて…」
そこに。
コドモっぽい、苦笑いを見せる霧島クン。
「ほんと。できるといいわね」
私も。
大人の顔で答える。
「…そうですね…」
それに、気づかないふりをして…。
「でも…」
「ん?」
「今のは、ホンネです」
「…えっ?」
「透子さんが見ててくれたら。いい茶道家になれそうな気がするから」
「…涼佑クン…」
沈黙をやぶる。
「あっ…、妙な言い方、でしたね。ずっと、僕の元で稽古を続けてほしいって言いたくて…」
そこに。
コドモっぽい、苦笑いを見せる霧島クン。
「ほんと。できるといいわね」
私も。
大人の顔で答える。
「…そうですね…」
それに、気づかないふりをして…。
「でも…」
「ん?」
「今のは、ホンネです」
「…えっ?」
「透子さんが見ててくれたら。いい茶道家になれそうな気がするから」
「…涼佑クン…」