愛する娘へ〜母からの手紙〜


高校に入学して、私は運動部に入りました。


毎日夕方6時30分頃まで部活をして、暗い畦道を一人自転車で帰っていました。

その頃は、痴漢や通り魔が流行っていたので、心配性の母は、よく途中まで自転車で迎えにきてくれていました。


そのあとは、家に着くまで学校であった事、部活の事などたわいもない話しをしながら歩いて帰ります。


たった15分弱の短い時間だったけど、その時間が母と私の大切な時間でした。


それは、私が部活を引退するまで三年間続きました。
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