愛する娘へ〜母からの手紙〜
高校卒業後、私は専門学校に進みました。
母も、応援してくれていました。
「頑張ってきなさい!」
毎日、手づくりのお弁当を持たせてくれ、明るい笑顔で送り出してくれる母。
「うん。いってきます!」
母に手を振って、学校へ向かう。
そんな毎日が、これからずっと続くと思っていました。
お母さんが元気で家にいて、私の悩み事を聞いてくれる。
私が結婚したら、育児や家事の事を教えてもらう。
親を旅行にも連れていってあげたい…
でも、それは叶いませんでした。
私が、専門学校一年の春。母が体調不良を訴えたのです。