甘い誓いのくちづけを
「理人……」


震えそうな声で呟くようにその名前を紡ぐと、あたしを見つめる綺麗な瞳が小さく見開かれた。


だけど…


理人さんは、すぐにいつもの柔らかい笑みを浮かべた。


「うん」


「理人……」


どんな言葉よりも雄弁に幸せだと語る微笑みを向けて貰える事が、ただただ嬉しくて…


込み上げて来る幸せを噛み締めるように、理人さんの首にギュッとしがみつく。


「理人……」


「うん、何?」


その質問の答えは、たった一つだけ。


「好き……」


理人さんの耳元で精一杯の想いを伝えると、彼の横顔がどこか困ったように微苦笑を零した。


「……今のは120点をあげたいところだけど、そんなに俺を煽ってどうするの?」


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