甘い誓いのくちづけを
『純粋に友達なんだよ、俺達』


英二さんが話していた、間宮さんとの関係を思い出す。


三人はきっと本当に純粋な友達なのだと思った時、理人さんがあたしに複雑そうな笑みを向けた。


「間宮には、留学中も色々と助けて貰ったんだ……。それは英二も同じだし、俺達はただの友人以外の何でもない。だから、もし間宮との関係を誤解してるなら……」


「いえ……」


首を大きく横に振って、小さな笑みを見せる。


「英二さんからも間宮さんの事は友達だって聞いてたし、今の理人さんの話を聞いてそれがよくわかりました。だから、間宮さんとの関係はもう心配していません」


「そっか」


理人さんは安堵の笑みを零し、それからまたすぐに真剣な表情に戻った。


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