金持ち女VS貧乏男
これから初詣に繰り出すのか、バーガーショップは若い人で賑わってた。



『お~う!』

もう…何でいつも遅刻なのよ!

『遅いよ!もう!』


そう言った私の声を無視するかのように彼はカウンターへ行き

『なぁ?何頼んでもいいのか?』

相変わらず話しの噛み合わないヤツだな。。
はぁ…


『いいよ!』


彼は私に向かって、親指を立ててニッコリ笑った…


任せておけ…

大丈夫…

グットラック…

親指を立てる意味を色々考えたが
今、彼が何故親指を立てたのか理解出来ない…

まぁアイツのやる事に深い意味なんてないんだろうけど。

なかなかこっちへ来ないな…


私はディナーショーの事を思い出し、おごると言ってしまった事を後悔しながら、財布の中を覗いた…


大丈夫足りそうだ。。
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