金持ち女VS貧乏男
やっとバイトの交代の時間だ。

『さぁて、帰るかな』


そう言って体を伸ばし

『じゃ店長!自分上がります』


『お疲れさん いつもの持ってけよ!』

と店長は笑顔で言ってくれた。


『いつもスイマセン!
じゃ お疲れさんです』

外に出ると意外と寒かった。


背中越しに店長の お疲れさ~ん と言う言葉が微かに聞こえた。


俺は〝いつも〟の物を持って帰宅を急いだ。
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