金持ち女VS貧乏男
たくっ! 何でこんな寒い中30分もかけて通勤しなきゃいけねぇんだよ!


アパートに着いた時には寒さで顔が真っ赤だった。


急いで部屋へ入りポータブルストーブに火をつける。


『なんなんだよ!まだ11月だってのにこの寒さはよぉ』


そう独り言を言ってストーブの前に座り
〝いつも〟の物を取り出し食べ始めた。


そう。いつもの物とは廃棄するはずの弁当。

本当はいけないんだが、俺の極貧生活を思ってか店長が毎日持たせてくれる貴重な食料だ。


『いただきます』と両手を合わせて食べ始めた。



しかし…うちのコンビニ弁当はホント不味い…
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