金持ち女VS貧乏男
『うぅ~っ寒~っ初雪くるかなぁ…』


私は空を見上げ、ジャケットの襟を立て足早に、いつものコンビニへ向かった。


あのサル、クビになってないかなぁ~。

そして、もっと愛想のいい若い女の子なんかが

『いらっしゃいませ~
こんばんゎ~』

なんて言ってくれないかしら。


そんな事を想像しながら歩く事10分、いつもの青い看板が見えてきた。

はぁ~…

店の前まで来てため息を1つ。

ウィンドウ越しに奴の姿が見えたからだ…

やっぱり思い通りには行かないか…


私は気持ちを入れ替え店内に入った。
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