金持ち女VS貧乏男
何?この箱… まさか爆弾とか!?


よくみるとコイツかなりの悪党面だ。

てか、よく見るまでもなく悪党面だけど。

でもまさかねぇ…


私は、ちょっと怯えた気持ちで聞いてみた。。。

『な…何よコレ…』


奴の返事は、私のちょっとの不安を増加させるものだった…


『ここでは言えん。帰ってから開けな』


ひぇ~!ますます怖い…

『い…いらないわよ……こんな物…』

そう言うと奴は遠慮しなくていいから、と言わんばかりに私の胸元へ箱を押し付けてきた。


ん?やけに軽い。結局私は無理矢理持たされる形になり、他のお客さんの目線を避けるように店内を後にした。
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