ネクロフィリア【加筆執筆中】
「……ああ」
私の、好きな人。
彼の首元へと手を動かすと、まだ微かに感じる脈がまだ彼が生きてるって事を証明していた。
「……よかった」
そう独白する。
最期を、見たかった。
だけど、それは“私の手で”だ。
今までの私は演技だった。
いや、語弊があるな。
演技だったのは今日だけ。
死にたかったのは事実。
ここ一週間の私も本物だ。
私は彼に秘密にしてた事があった。
これは誰にも言えない秘密。
そして、そんな自分を“終わらせたかった”。
だから、死にたかったんだ。
それはいつだっただろうか。