ネクロフィリア【加筆執筆中】

私は頬に添えた手を彼の口元へと持っていく。
それからそこに自分のハンカチを突っ込んだ。


「う、ぐっ」


顔を歪める彼の首元にカッターを当てると、私は思いっ切り引いた。


肉を裂く音と共に吹き出す鮮血。


ビシャっと私の顔にかかる血液。
それに口角が上がるのを止められない。


「……あ、はは」


ビクビクと痙攣して、彼の血液は首元から溢れ出して行く。
それから、段々と色を失くしていく彼にふふって笑みを零した。



素敵だ。

どうしてこんなにス―ってするんだろう。



こうも人の命ってのは呆気ない。
命って、呆気ない。



気付いたらポツポツと、雨が降り出して来て。
雨に混じって流れて行く血液。



隠さないと。
どこに隠す?


近くに川があった。


そこに流したらいいか。
この公園から近い。


それに、明るい場所を歩かなくても行ける。


悪い気持ちなんてこれっぽっちもなかった。
罪悪感なんてなかった。



やっぱり私はおかしいんだと思った。

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