ネクロフィリア【加筆執筆中】


川に彼を流して、家に帰宅した私はお風呂に入って血液を洗い流す。
レインコートはゴミ袋に入れて部屋の奥底にしまってある。


明日ゴミとして処分しよう。
どこかで燃やそうかな。


サッパリした私はリビングから明かりが漏れてる事に気付いて、そっと近付く。
中には母親の姿。


机にはたくさんのアルコール。


最近、父親の帰りが遅い。
それに比例して母親のアルコール量が増えていった。


父親は浮気でもしてるんだろうか。

ここに母親がいるのに。



そんな姿を見ても、チクリとも胸が痛まない。


早く二人とも死んじゃえばいいのに。
そうしたら私はきっと解放されるのに。


今、もしも彼の事で捕まったとしてもどうでもいい。
捕まったなら、この両親と離れる事が出来るんだ。



それから、彼が発見されたのはもう思い出す事さえなくなっていた頃だった。


捜索願を出された彼の無残な最期。
そのニュースは瞬く間に日本中を駆け巡った。


それをどこか他人事のように見る私。



テレビのニュースキャスターが残忍な犯行で、等と伝えるのを聞いて思わず笑みが零れる。


早く捕まっちゃえばいいのにね。
そんな最低な殺人鬼は。


なのに、捕まったのは私でなくて男の大学生だった。
< 143 / 144 >

この作品をシェア

pagetop