【完結】ヒミツの極秘結婚【社長×秘書】

side秋一



「会長、お話があるのですが??」

「話??なんだね??」

「直接お話したいので、後でお時間を作ってもらうことはできますか??」

「わかった。いいだろう」

「ありがとうございます」

美優紀がもうすぐ安定期に入るので、会長に報告をしようと思った。 会長もきっと、子供の誕生を待ちわびているに違いない。

その前にみんなにも、美優紀との結婚を報告しないとな。 
俺は左手の薬指に、キラリと光る結婚指輪を眺めた。

今までは美優紀が秘書だったからみんなに公言するのは正直どうかと思ったが、妊娠した以上、話さない訳にはいかないと思った。

妊娠していることを突き通すなんて、さすがにお腹が大きくなればバレてしまうし、ムリだと思った。
だったらもう、バレてしまう前に話してしまおうと思ったのだが……。美優紀にかなり反対された。

しかしそんな訳にもいかない。 結婚を申し込んだ時、ヒミツの結婚にしようと思っていて、それをずっと突き通すつもりでいたけれど。

今こうして幸せを感じて、美優紀を妻として受け入れることが出来て、本当によかったと思っているから。
美優紀に赤ちゃんが出来たと聞かされた時、正直びっくりした。

だけどその反面、やっぱり嬉しかった。
美優紀との間には、今こうして俺たちの子供が宿っていると知って、心の底から嬉しかった。

だって俺は、父親になれる。お腹の中にいる子の父親として、美優紀とお腹の子を幸せにしたいと、そう思っている。
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