君は僕の太陽

そこには、青と白と赤とオレンジの夕日に焼ける
               海のコントラストが映し出されていた。




「わぁ・・・・、すごい・・・」


香織の目元には、オレンジに染められた小さなしずくがたまっていた。








「だろ?ってか、花咲、泣くなよな。こんなにきれいな景色が広がってるのに」








「ご、ごめん・・・・なさい・・・。ぐじゅ。だって・・・・きれいすぎるんです。こんな私のような地味でドジで友達も少なくて全然ダメな私にこんなにかっこいい悠貴くんがいて、こんなにきれいな景色の前で二人きりなんて・・・」






香織は『しまった!』と言うかのような顔で悠貴を見つめていた。






「ありがとうな。

     ・・・・・・・・花咲、俺の話を聞いてくれるか・・・・?」





「は、はい・・・・」






恥ずかしさを隠しきれない様子で小さな声で言い放った






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