君は僕の太陽
「おーい浅野、国語担当の鈴木がお前を探してたぞ」
サッカー部で彼女持ちの岩瀬くんが、風通しのいい廊下で大声で言い放った。
「うぃーっす!Thank youな」
いつもと変わらない明るい笑顔で返した。
「あ、あと花咲がお前に用があるって言ってたぞ。お前、いろいろと用事があるなぁ」
「花咲が俺に・・・? いや、それはないだろう。だって俺、あいつと話したことないぜ」
少しためらった表情で岩瀬に問いかける。
「マジかっ!そういえば、俺、花咲に直接言われたわけじゃないからな。星奈に言っておいてって言われたんだよ」
「そっか、何の用だろう・・・」