逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
そしてある程度時間が経った頃。
「はーい、これからトイレ休憩はいるよー。
15分間なら好きに動いてよーし。
ここから出てもいいわよー」
そんな風にマイクで放送が入った。
するとすぐ隣からガッシリ腕を掴まれた。
「だって!美里どっか行こう!
この子達と一緒に!」
羽美の目はに美しく光り輝いている。
感情が高ぶっていますね。
私はやれやれ、とその姿に少し笑った。
この子達、というのは少し仲良くなったフランスの子達だ。
言葉は通じなくて少し大変だ。
けどジェスチャーだけで伝わった時の感動とかすごく大きくて、本当に嬉しかった。
「うん、いいよ。
けどちょっとトイレ行ってきてもいい?」
私は首を傾げる。
「あ、うん。いってらー。」
羽美はヒラヒラ手を振る。
私はその場を立ち去ってトイレに向かう。
トイレから出ると、廊下は日本人とフランス人て溢れかえっていた。
・・・あ。
私の目に留まったのは郁斗だ。
だって、周りと全く違う世界のようだから。
フランス人の美人さんと笑顔を交わしながら喋ってる。
・・・本当にフランス語、上手なんだ。
私は少し感心した。
・・・てことは、旬もだろうな。
あんな目立つ挨拶をしたんだし。
絶対にフランスの女の子に囲まれてるんだろうな。
私はその姿が目の裏に容易に想像できた。
・・・何か、嫌だなぁ。
そんなの見たくないよ。
私、言葉が話せないから話の内容についていけなくて取り残されたような気分になるんだろうし。
私は少し気分を落とした。
その時だ。
「お、噂の美里さんだー」
背筋をまるめた私にそんな声が後ろからかかった。
んん?と私は怠い気持ちを表に出しつつ振り返る。
「・・・!?」
私の目に入ったのは5、6人の男の人。
皆東洋人の顔をしているから美園の生徒だろう。
けど私が驚いた理由はただ一つ。
そこに旬もいたからだ。
なんだか胸のど真ん中にボールをあてられたような。
そんな衝撃に襲われた。