逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
そしてその日は終わった。
年末年始は普通にお家で過ごしたんだけれど、
1月7日に初のテレビ番組の出演を控えているから食べ過ぎず。
おもちは食べずにずっとおせちの黒豆を食べていた。
近所のショッピングモールに福袋を買いに行き、それから発売された雑誌を買った。
「・・・ほんとにいる。」
自分、ちゃんと載っている。
しかもかなりのページ数。
私だけで二ページ。
羽美と私で二ページ。
ルンルンで書店から出ようとしたんだけど・・・、
「・・・あの!
CMの人ですよね・・・!」
後ろから声を掛けられた。
くるん、と振り向くとそこには女の子。
こ、これは・・・!
私は生唾を飲み込んだ。
「はい、そうです」
ニコ、そんな風に極上の笑みをつくる。
するときゃあ、なんて言う女の子。
・・・今こそあのファッションショー後の出待ちの体験が役に立つんじゃない・・・!?
握手してください、
なんて本物の芸能人みたいに言われて泣きそうになった。
じゃあ、よろしくお願いします、
なんて笑って去った。
・・・のだけれど。
「あの子じゃん?」
「うわ、せぇたかー。」
「ほっそーい。」
「かわいいー」
あの女の子に声かけられて以降めちゃ見られるんだけど。
視線が痛いよー・・・。
私はそれでも堂々としているように胸を張った。
そして取り合えずカフェに入って状況を把握する。
ケータイを取り合えず開いて考える。
・・・そういえば最近ツイッターのフォロワー数が増えた。
・・・あの女の子フォロワーだったんだな。
で私のこと呟いたからばれた・・・って感じ?
うわーお、本物の芸能人みたいだ。
私は一人鳥肌がたった。
その日、私は芸能人になったんだということを認識した。
そして1月7日にバラエティー番組に出た。
ゴールデンではない。
司会が二人、それで私がゲスト。
トーク番組で30分の放送時間。
すっごく緊張して呂律がまわらなかったけどなんとか生きれた。
取り合えず、笑顔。
そして親しみやすい雰囲気、
それをすごく意識した。