逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「いい彼氏さんですね。」
私がその言葉にビックリして、
顔を上げればニコニコした表情を向けられる。
「いや、違うんです」
私が否定すると店員さんも否定を重ねてきた。
「そんなことないですよ。
あんなに真剣に選んでくれて。
その上買ってくれて。
羨ましい限りです。
ほら、今も謝るか迷ってるみたいですよ?」
店員さんは木崎旬を指す。
というか、違うんです。
店員さんは謙遜の意味だと勘違いしたみたい。
彼氏じゃないんですよ。
そう思いつつ木崎旬に視線を向けた。
木崎旬は同じ所を行ったり来たりして、
時折頭をポリポリ掻いたり・・・。
本当・・・謝ろうとしてるのかな。
何かその姿が可愛いな、
って思うのも反面、
私も謝らなきゃ、
という気持ちが立ち上がる。
私はそう決めたらすぐ木崎旬に向かって歩く。
すぐ後ろにまわり、
そして木崎旬のシャツの裾を掴んだ。
すぐに振り向いてくる。
私達の視線が絡む。
・・・見つめ合うと中々言葉が言い出せない。
「・・・えっ・・・と」
私がまごついていると木崎旬がキリっとした目でこっちを見てきた。
ドキ、そんな風に心臓が揺れ動く。
瞳が綺麗過ぎて。
目が奪われる。
この目を・・・ずっと見ていたい。
ずっと見つめ合っていたい。
私がそんな気分になっていると木崎旬が口を開く。
「さっきはごめん。意地、張りすぎた。」
そう言って私の頭をポンとして撫でた。
そうされると、
さっきの硬直が嘘みたいにゆるゆる解かれる。
「・・・うん、私もごめん。
さっきの奴、
よく考えたら普通に可愛いし。」
「いや、
お前の好きな方買うよ。
青でいいんだよな。」
そう言うとすぐに商品を持ってレジに行ってしまった。
素早い行動に止める暇もくれないほど。
さっきの店員さんがニコニコしながら見てる。
私はその人に笑顔を返して店を出た。
それからはメンズの店に入って、
今度は私が木崎旬の服を選んだ。
「おおー、これいいな。
お前俺の好みわかってる。」
そう言って目を輝かせるものだから、
さっきの口喧嘩は跡形もなく消えたようだった。
私は木崎旬の反対を押しきって今度は私が服をプレゼントした。
ほんと、
レジでお金を渡すまで止められた。
「女におごらすなんて・・・
情けねぇ。」
木崎旬はうなだれていた。
はー、そんなに気にするかな。
私はちょっと悪い気がしたけど特に言わなかった。
それからアクセとか、雑貨も見ながらブラブラした。
次は木崎旬目当てのお店に行こうとした時だった。
・・・ちょっと、
ここでプチ問題発生。