逆ハーモデル〜美少女×4人のイケメン!?〜
「あと5分で昼休みが終ってしまうよ」
要路が落ち着いた表情で話す。
「嘘だろ!?」
「ヤッバーい」
修と羽美は同時に声を上げた。
二人はタイミングが同じだった事に、
顔を見合わせてケラケラ笑ってる。
ああ、順調そう。
私はそう見えた。
急いでお弁当を胃の中におさめて、
午後の授業場所へ羽美と向かう。
「あー、本当にパリ楽しみ。」
「ね、ヤバいよー。
勉強にもなって楽しめて。」
「ジェンガとか持ってこうかな。」
「男子部屋とか行ってやっちゃうー?」
「それはいけないでしょ。」
そんな会話が繰り広げられ、
頭の中は修学旅行一色だ。
すると、
「私、自由行動修とまわりたいなー」
羽美が唐突に呟いた。
え、
私は少し詰まる。
「私も旬とまわりたい・・・」
私もつられるように呟いた。
「どうしよー。
ボケッと、
してたら他の子達に連れ去られちゃうかもしれないー・・・」
「私達が知らない内に先約が・・・なんて・・・。」
「うわー、
考えたくないー」
私達は苦笑いをする。
それ、
本当に嫌だ。
私より旬に近くない子が旬と行動するなんて。
無理、
堪えられない。
・・・ていうか、
旬って好きな人いたりするのかな。
・・・考えた事なかった。
どうなんだろう。
修学旅行だし、
もし好きな子がいたらその子を誘いたいよね。
今の私達と同じ思考で。
旬の隣に私じゃない子が居て、
笑いあってる。
考えただけで鳥肌が立つ。
好きな人が幸せなら自分も幸せ、
なんて嘘。
旬は幸せになっても、
私は全然嬉しくない。
・・・すごい不安になってきた。
怖い、よ。
「・・・修って、
好きな人いるとかって聞いたことある?」
私は羽美に問う。
「ううん、ない。」
そう羽美は首を振った。
そしてふと顔を難くさせた。