その女、最強総長【完】
※三人称視点



凛の体はピクリとも動かなくなり、ダランと仁の腕の中に居た。



「凛っ!!」



いち速く凛の元へ駆け付けたのは流羽だった。


焦った様子で凛の顔を除き込むと呆然としてている仁を押し退け凛の状態を確認している様だ。



「マズイな…。」



それだけを言い、流羽は凛をお姫様抱っこし足早に走り出した。



「…どこに行く?」


「病院。」



一度止まった足。


しかし、直ぐに動き出す。


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