その女、最強総長【完】
車の中の景色はどんどんと移り変わり、何故か車は山の中へと進んでいた。
「センセ、道間違ってない?」
つい前に私が入院していた病院はどちらかと都会の方。
こんな山道を通る筈が無いじゃないか。
「着いたら、分かる。」
そのセンセの言葉から、嫌な予感がした。
それに、私何となくこの景色を見た事がある気がする…。
そして山道を更に登って行くとチラチラと木と木の間から頂上が見えた。
そして、白い、教会が見えた。