その女、最強総長【完】



俺は一晩中起きて、凜の可愛い寝顔を見つめていた。

んん……

凜の可愛い可愛い、寝起きの声。



「体辛くない?」



そう問い掛けてみると目があって、顔を真っ赤にして布団の中に沈んで行く。



「ダイジョーブ。」



棒読みな声がボソボソと聞こえた。



「ククッ、昨日の凜可愛かった。」



白くて細い手が延びてきて、枕を掴み取るとそれで凜が俺をひっぱ叩いた。



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