その女、最強総長【完】




「ごめん。今日はもう帰る……。」




そう言って、背を向けて歩き出しても服の裾を引っ張られるあの感覚は無かった。


何時もなら



゛行かないで゛


って俺にすがり付いて来る癖に




その後には


゛愛してる゛



って囁いて、額にキスを落とすのに。




X'mas前日。


俺は廊下で一体何をしているんだろうって


壁に体をもたれかけ、自潮した。



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