その女、最強総長【完】
目を覚ますと、皆が私の周りに居た。
流羽、奏、亮。
仁に翔、リオ。
鉄、美珠。
センセに咲也までも居た。
「おっはー!」
「おはよう。」
皆とおはようの挨拶を交わす。
久しぶりに皆で集まって暫くはずっと昔話や最近あった事を話していた。
「お腹、痛くない?」
時折聞いてくれるその言葉に皆の優しさを感じる。
「大丈夫。」
何度もそう答えた。
「お姉ちゃんのお腹の中には何が居るのぉ?」
突然、咲也に尋ねられた。
「赤ちゃんだよ。」
「赤ちゃんってどんなの?」
どんなのって…うーん。
此は中々難しい質問だ。