ケータイ小説恋愛
春休みボケでふにゃふにゃした雰囲気の中、始業式が始まった。
いつも通りの校長のなが~い、なが~いお話し
周りを見渡せば、あくびだらけの世界。
先生達って眠くないのかなぁ、
よく真面目に話し聞けるよね。
そう思って先生達の列を見ていると、
あ…いた。
1人体育館の天井を見上げて大きい口を開け、あくびしてる先生。
天井から前に向き直ったら、涙がひとしずく頬を伝ってる、
どんだけ眠いんだよ。
…あ、
スカーフの先生だ。
と、スカーフの先生がこっち見た!!!
慌てて目を逸らす、
こっちの視線に気づいたみたいだ。
て、何見惚れてるんだ自分。
恥ずかしい…
顔を上げると
うわっ!!!!
一直線に重なる目線。
ニコッと笑ってまたあくびをしてるスカーフの先生。
え、今、ニコッてしたよね、
私にだよね?
状況を理解した私は
顔が熱くなってしまった。