狼少女と初恋。


『あー、
 志祐梨、だよな。』

朝だからなのか、
いつも以上に気怠そう。

『う、うん。』

『何?』

・・・考えてなかった。
ただ、会いたいって
思っただけなのに
何で電話しちゃったのかな。
学校でも会えたのに。

でも・・・。

『久しぶり・・・だよね。』

今は素直に嬉しい。




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