どうして好きなんだろう
「…でも、違ったんだ。」
「何が?」
「聖友学園のやつら。」
「聖友学園?」
聖友学園ってあの?同じ学区内にある私立の高校で、いわゆるインターナショナルスクール…。
どこでどうやったらその学校の名前がでるのかわからない。
よっぽど不思議そうな顔をしていたのか、直が私を見ながらフッと表情を緩める。
「意味わかんないか。…まあ、正確に言えば中等部の時だけどな。陸上の合宿で出会ったあいつらは、皆が遠巻きにしている俺に何の躊躇も無く話しかけてきた。…まるで昔っから知ってるやつみたいに肩を抱いて話しかけてきた。」
懐かしむように話す直。
いろんな表情を見せる直から目が離せない。
視線が合うと恥ずかしくて逸らしたくなるのに、それでも目が離せない。