どうして好きなんだろう
それから、今日までは学校に行ってない。
…学校どころか、近くのコンビニに行く以外は家からも出ていない。
あの時どうすればよかったのか、何を言えばよかったのか、考えるばかりで過ぎる日々。
考えれば考えるほど、直の声が聞きたくて、ただ会いたくなる。
制服に袖を通すのが最後になる今日でも、朝起きた瞬間から直のことを考えて、直の瞳に高校最後に映る自分が少しでも可愛くあるようにと思う。
通いなれた、見なれた通学路。
また何年かして、ここを通ることがあれば、私は直を思い出すのだろうか。