あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】
「勇輝、ありがと。」
私は、勇輝の前に出る。
「えっ?」
勇輝、焦ってる。 可愛いー///
「今、私に文句言った奴全員前出ろや!」
全員ビクッ!
おずおずと2・3人が前に出る。
「…全員っっ!!!」
みんながビクーッと身震い
「…つったんだけど聞こえなかった?」
5人、6人前に出てくる。
「おい。宮永、谷田!…聞こえたよね?」
宮永と谷田がビクビク しながら出て来た。
代わりにやってきた吉岡先生この空気に耐えられないって顔してる。
私は、ガサガサと紙を 袋から取り出して宮永と谷田に渡す。
「これはこうで、これはこうだから。」
と適当に説明。
「はぁ…」
宮永と谷田、意味分かんないって顔してる。
「じゃ、あんたたち体育委員任せたから。」
私は台からパッと降りる
「さっ、勇輝行こ。」
勇輝もみんなも「へ?」って顔。
「あぁ。」
勇輝と私はみんながいる 列に行った。
「黒川、…それはダメなんじゃないか?…」
吉岡先生はビクビクで
話す。
「いいんですよ。私達だって出席順で決められたんですし」
シレッと私は話す。
「だから、ダブル黒川か…。いやじゃなくてだなぁ!」
吉岡先生一人ノリつっこみ。
ダサッ。
「あの、もう絶対言わないんで、もう一度体育委員やって下さいっ!」
前に立つ一人が叫んだ
「あんたさぁ、今まで何回絶対って言葉使って裏切ってきたわけ?」
呆れた。
ふぅ。前の人達は四苦八苦
まあ、せいぜい頑張ってよね。
千香が寄って来る。
「百合…やっぱり変わってない…」
えーそう?