あんたなんてほんと大っ嫌い! …嘘。大好き。【完】



「もぅちょっと我慢して!


頑張って☆」


ていうのも、


おかしな話だけど(笑)


「ざ、けんな。ちょ、


マジでヤバいんだって!

そろそろ理性飛ぶ…」


ん??


なんかよく分かんない


けど。


「大丈夫だって!


勇輝だっていつも私に


我慢しろって言うじゃん」

ニコッと言う私。


「くっ、まさか


自分で墓穴を掘るとは…」

なんかハアハアって


真っ赤な顔して


苦しそうに言ってる


勇輝も可愛いんだもん♪

「お前…楽しんでんだろ…」

バレた。てへ


あっ!


勇輝が我慢出来なくなって

振り向いて抱きついてきた。

体温たっか!


てか心臓の音聞こえる


ぐらいって本当に


ヤバい…


「百合さぁ」


「?」


「別にしるし付けなくても


俺は百合の物だけど?


それじゃぁダメ?」


「物じゃないっ!」


「あ、わり。


百合の。だ」


それもあんま変わんない

ような…


「ん、でもぉ


私が勇輝につけたかった」

悔しいもん。


こんなんじゃ!


「うん、分かってる。


でもこれから


いくらでも出来るぜ?」

…確かに。


「じゃあ今回は…」


「おぅ。とりあえず


俺がもたねーわ。」


さっきから、


それの意味が分かんない。

「私のキスが


気持ちいいってこと?」

勇輝のキスみたいに…


だから我慢出来ない?


「は?……まぁ、


いつか教えてやるよ」


ケチー


そこで勇輝とは


お別れ。


私は部屋に戻る














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