東京+ラブクラフト









―――… 光



眩しい光がグルンと回り
ピタリと止まって私に当たった




―――… 誰



ぼやけた視界の中に 銀色



スカート


…… 制服の スカート?






「 ―― ああ ハジメさんじゃないですか

どこでここの事聞いたんです?
"キミちゃん"ですか? 」





制服


この街にある 女子校のヤツ

ニコリと微笑む 三日月みたいな口元

涼しい声





私を羽交い締めにしてた腕が
"キミ"という名前を聞いて

ハルトさんを見た途端にゆるんだ






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