東京+ラブクラフト
自然だけど、なんか
ホントに、羽根を拡げたみたいに見えて
何度か私は 瞬きをした
それでハルトさんから
やっと視線が外れて…
――― 周りを見渡せばそこに
あまり広くはないけど
ベットと、小さな本棚
かなり大きなミシンと
作っている途中みたいな
拡げられた布 ――――
床にはキルトの、丸い敷物があって
壁沿いの、
首のないマネキンみたいなのに
たくさんの洋服が着せられていた
「 ――… これ…
全部、ハルトさん作ったんですか?! 」