やっぱり、好きだ。
「・・・だったら、余計桜井先生は連れてけない。みんなでそうやって笑うんだろ?? どうせ」
「そこを安田が庇って男を上げればいいんだよ」
あー。バカ(青山)が参戦してきたよ。
壮絶に厄介。もー、サヤ子センセ、助けてよ。
「ゴメンね。その話はしないよ。みんな安田の事大好きだから、つい絡みたくなっちゃうんだよね。・・・私、桜井先生とも一緒に飲みたくて・・・安田がいてくれないと難しいし・・・」
本当に、サヤ子センセはズルイ。
そんな風に言われたら、断れない。
そんな風に言われたら、頭撫でたくなるじゃん。
「・・・桜井先生に聞いてみるね。ダメだったらゴメンね」
惚れた弱み。振られたって弱いままだ。
「アリガトネ、安田」
俺はそれでも、サヤ子先生のこの柔らかい笑顔が大好きで、いつも見たいと思うんだ。