家元の花嫁【加筆修正中】
けど、所詮高校生の私がどうにか出来る問題じゃないし、
結局お金も用意出来なかったし訳だし。
でもだからって、いきなり『結婚』なんてありえない!!
隼斗さんとはイマイチ話が噛み合わないなぁと思ったから、
私はご両親なら何か打開策があるんじゃないか?と思ったのに。
玲のお兄さんの友人=隼斗さん
隼斗さん=茶道の家元候補
茶道の家元=裕福な家庭
裕福な家庭=???
例え1%でも可能性があるならと思ったけど、
お金云々じゃない事にまで発展してるよね?
はあぁぁ~~。
ご両親まで話が通じないとは思ってもみなかった。
それに、何で満面の笑みなワケ?
もしかして、連れ帰える女の子の事、
『結婚相手』って話してあるとか?!
――――そうだよッ!!
だから、『お母さん』って呼んでね?……になるんだ!!
だとすると、隼斗さんは初めから私と結婚する気だったの?