お星様に願い事

「はじめまして。美空の友達の亜樹です。よろしく」


私をすり抜けて、亜樹が星夜の前に立つ
そして、得意の上目遣い発動

亜樹は凄く面食いで、カッコいい男の子が大好物なのだ
…良い子なんだけどなぁ


「うん。よろしくね。亜樹さん」


亜樹に対してもふんわり笑顔の星夜
その姿になんだかムッとする

……………。
ん?ムッとする?
まさか、ヤキモチ?

え?なんで?
なんで、嫉妬してるの?


「どうしたの?大丈夫?」


私が頭を悩ませていると、いつの間にか目の前に来ていた星夜に心配された

しかも、ナチュラルに私の頬を触る星夜


「だ、大丈夫…だよ」


慣れない感覚に動揺する

穂士とは遠距離恋愛だったから
男の子に触れられる感覚に慣れていない

"触れられない"
これもフラれた原因なのかな?

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