小さな幸せ
「惣さんこのセットにしません?安いし。」


ブル-とピンクのカップと大中小のお皿セットしかもカトラリ-付き

これで980円は、100円ショップより安いかも


「いいの?気に行ったんならそれでいいけど。


 値段とか気にしなくていいから好きなの買っていいから。」


「でも、」


「それとも、もう来ないつもりなの?」


「そうじゃないけど、」


惣さんは頭をポンポンたたいてから、


「いいもの買ってずっと使うなら勿体なくないだろ?

 俺はそのつもりだけど?」


ねえ惣さんそれってそれって、

何気にプロポ-ズに聞こえちゃうんだけど。


「じゃあ、ちょっと高いけど〇レ-ルで揃えますか?

 これって割れないから。

 あ、セットがある。

 げ、5000円高い…」


「いいよそれにしよ。ナイフとスプ-ンも2本づつな。」


あと、マグカップ2つとパスタ鍋は買っとこうかな。

とカゴに入れていく。


「凄い量だね。」


「フライパンとかはありますか?まな板は?」


「さすがにそれくらいは、

 後、食器棚も買わないとだけど今日は無理かな?」


「え?」


「行ったらびっくりするぞ~何もなくて。

 買い物これくらいで作れるとしたら何だ?」



「パスタなら。

 買い物来る前にお部屋のもの見てくれば良かった。」


「また来ればいいだろ、

 取りあえず食材買って帰ろう。」


「そうですね?」








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